Hi, みなさん
JETS 父です。
1月24日
アメリカ大統領の就任式も無事終わり、ようやくひと段落。
新大統領ジョー・バイデンは子どものころ吃音に悩んでいて、それを克服するために鏡の前で詩を朗読しました。
就任式で詩を聞いていたバイデン氏、何を感じていたのでしょうか。
吃音に苦しんでいた幼き頃の彼は、まさか自分が全米・全世界に向けてスピーチをするなんて、夢にも思わなかったことでしょう。自宅の鏡の前から、数十億人のスクリーンの中に映るなんて。
また、彼を支える副大統領のカマラ・ハリスにも壮絶なバックグラウンドがあります。気になる人はぜひコチラを見てみてください。
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さて、今日は娘が立ち上がった瞬間をお届けします。
動画の彼女を見てみると…
①テーブルの上に置いてあるバナナを取ろうと②座ったまま手を伸ばしました。しかし③届きません。そこで、④脚を使って身体を起こし、テーブルにつかまりました。⑤バナナをGETできました。
この一連の流れ、まさに「自立」です。
大げさですね(笑)
せっかくなので、大げさに考えてみます。
①テーブルの上に置いてあるバナナを取りたい
【○○したい、~~がほしい!という欲求の表れ】
乳歯が生えてきて、歯ぐきがかゆくてたまらない娘。
かゆみを止めるために、噛み応えのあるものを噛みたい。
あのバナナがほしい。
②座ったまま手を伸ばす
【欲求をかなえるためのアクション】
手を伸ばせば物をつかめる、ということは知っている。
よし、手を伸ばそう。
③しかし届かない
【アクションの失敗】
あれ、おかしいな…全然届かない。
バナナ、取れない!
それでも彼女は挫けない。
うまくいかないフラストレーションを抱えつつ、次の一手を考えます。
④脚を使って身体を起こす
【方法を変えてリトライ】
座ったままでは届かないのかな。
ちょっと離れたところにテーブルがあって、その上にバナナがあるのか。
じゃあまずは、あのテーブルにつかまろう。
よし、脚に力を入れて…
⑤バナナをGET
【小さな成功、報酬を手にする】
やった!バナナを取れた!!
「脚に力を入れると立ち上がることができて、遠くのものにつかまれて、その上にあるものを取れるんだ」という学習をした(のかもしれない)娘でした。
要素をまとめると…
- ① 欲求
- ② 挑戦
- ③ 失敗
- ④ 再試行
- ⑤ 成功
- ⑥ 学習
この繰り返しが、自己効力感を高め、やり抜くチカラを育み、大きな自信になっていくんですね。
小学生(7歳)になると勉強やスポーツが本格化します。
他人と比べたり、大人から評価されたり、「できる」「できない」が必要以上に目に見えることもある。
そこでの「成功」って、案外それまでの日常生活(0~6歳)が大きく関係しているのではないか、と考えています。
0歳~6歳で、いかに①欲求~⑥学習を繰り返せたか。
「小さな成功体験は家庭から」
ですね。肝に銘じます。
①~⑥について、親として出来ることを考えてみました。
- ① 「やめなさい」「ムリムリ」「できないよ」など、欲求を押し殺すような“圧”をかけない
- ② 挑戦を見守る(“レール”や“環境”を整備しすぎない)
- ③ 「ダメな子ね」と失敗を責めない・評価を下さない
- ④ 「もう一回やってみよう」と励ます・「どうすれば上手くいくかな?」と一緒に考える
- ⑤ 「やったね!」と成功を喜ぶ
- ⑥ 「○○をやったら上手くいったんだね」と抽象化する
初めて立ち上がったという物理的な「自立」から、精神的、経済的、社会的自立へ。
まだまだ子育ては始まったばかりですが、僕も学びを積み重ねていこうと思います。
ではまた。